大丸松坂屋百貨店がアバターを販売!?メディア向け試着会で試着してみた

10月17日にBOOTHにて大丸松坂屋百貨店が5体のアバターを販売します。

大丸松坂屋百貨店といえば、これまでバーチャルマーケットで出展を行い商品やスタッフアバターによる接客を行ってきました。

そして今回は、「メタバースで活躍するクリエイターを企業として支援し、成長するモデルを構築したい」「メタバースの生活者の暮らしを彩り豊かなものにしたい」の2つの想いからアバター制作を行うことになりました。

アバターは、「正装」をコンセプトにして作り上げたもので、価格は30,000~36,000円(税込)です。制作進行に「ANREALAGE」やVRChat改変投稿サービス「kaihen」で知られている株式会社V、そして14人のイラストレーター、3DCGモデリングが関わっています。その中には、イラストレーターの米室さんやVTuberとしても知られている3DCGモデリングのもちひよこさんも参加しています。

Virtual Reportではメディア向け試着会にて、瑚紅姫をのぞく4体を試着。使ってみての感想をレビューしてきました。

目次

龍青(りゅうせい/Ryusei)

1体目に紹介するのは、「中国の青磁器」というコンセプトにしたアバター「龍青」です。白いスーツに青磁器を思わせるデザインが施されています。制作スタッフのRADIKAさんも相当苦労して書いたと話していました。

男性アバターの中でもかなり筋肉質に作られており、手を見ると男性らしさがこれでもかと詰まっています。VRChatをやる上で手はよく見る重要な箇所。そんな手が作り込まれているのは嬉しいポイントです。

長いポニーテールも目を引きますが、こだわりが詰まっています。制作を担当したおとぎかたりさんによると、VRChatでは揺れものが触られることが多いため、思わず触りたくなるようにしたということ。実際に触れてみると、かなり揺れ動いているのが分かります。

制作スタッフには、イラストレーターの米室さん、3DCGモデリングに(仮)さんおとぎかたりさんRADIKAさんがいます。

風璃(ふうり/Furi)

2体目に紹介するのは、「空気を纏う」をコンセプトにしたアバター「風璃」。空気感を意識したこともあり、服が宙に浮いているかのように見えます。

スカートではあるものも、フルトラッキングで座っても大きく破綻しないのは、さすがの仕上がり。どんな体勢でも美しく見せてくれます。

雰囲気から見てクールなアバターをイメージしますが、表情を変えてみるとかなり表情豊かに作られています。普段使いする上では、表情が豊かだと使いやすいですね。

おでこを出した髪型をしていますが、Expression Menuを使うと前髪を出せます。さらに髪の毛の長さも調整でき、目隠れにするといったことも可能です。前髪が雰囲気がガラリと変わる部分なので、細かく調整できるのは助かるのではないでしょうか。中でも、目隠れがあるのは人によっては大きなポイントだと思います。

制作スタッフには、イラストレーターのBALANCEさん、3DCGモデリングに明日葉わがみさんもちひよこさんYzhaさんがいます。

鳳蝶(あげは/Ageha)

3体目に紹介するのは、「蝶」「華」をコンセプトにしたアバター「鳳蝶」です。王道のスーツに、衣装の生地感や華やかなアクセサリーをこだわった衣装になります。同じ男性アバターである龍青と違い、細身な印象を受けます。元のデザイン画を尊重しつつも、VRChatで動かすときに違和感のないように体型が作られています。

衣装の生地感や華やかなアクセサリーは近くで見てみると、かなり作り込まれているのが分かります。光が当たるとザラッとした光沢感が出ているのもポイント。衣服からも「正装」というコンセプトにふさわしい上品さがあります。

黒髪には、差し色に緑が使われています。緑の理由は、コンセプトの「蝶」にちなんでカラスアゲハの色を参考にしているとのことです。

制作スタッフには、イラストレーターの7日さん、3DCGモデリングの伊ノ本カズラさんがいます。

彩千華(さちか/Sachika)

4体目に紹介するのは、「あなたは幸福をふりまく」を花言葉に持つデルフィニウムをコンセプトにしたアバター「彩千華」です。制作スタッフのみりのさんによると、着心地の良さを意識して作ったとのこと。

サンバイザーやタイツにも細かくデザインがされており、かなり見応えがあります。サンバイザーなどはExpressionMenuで着脱できます。

目元も特徴的で、表情も相まって見る人の印象をのこします。「正装」というコンセプトを踏襲しつつも、スポーティな雰囲気もあるアバターに仕上がっているのではないでしょうか。

制作スタッフには、イラストレーターのナナカワさん、3DCGモデリングのみりのさんがいます。

瑚紅姫(ここひめ/Cocohime)

最後に今回の試着会では使えなかった瑚紅姫を紹介。「サンゴや海藻」をモチーフに「正装」というコンセプトに合ったドレスに仕立て上げました。アクセサリーデザインにこだわりがあり、頭部の「操舵」をモチーフにしたデザインが特徴となります。

制作スタッフにはイラストレーターのしくさん、3Dモデリングに(仮)さんボブキャットさんがいます。

10月9日には一般向けに試着会も開催

10月9日には、一般向けに試着会も開催されます。行ってみてはいかがでしょうか。

開催情報

 ●日時 :2023年10月9日(月) 21:00~22:00

 ●場所 :VRChat 内の指定のワールドFriend+形式のインスタンス

 ●参加方法:VRChat内特設ワールドにて試着会に参加いただけます。

 ●JOIN先【DM-Pink】 【DM-Yellow】

●参考リンク
プレスリリース

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